この本でわかること
・日常や仕事での「会話の達人」になる方法
・自分へ好感を持たせる方法
・クレーマーへの正しい対処法
・男女の会話のズレをなくす方法
・部下との信頼をなくさず正しく叱る方法
こんにちは。まるこ(@blog_maruko)です。
今回は「他人とうまくやっていく 対人関係28のルール」を紹介します。
この本では、対人関係で悩まないための会話のテクニックが具体的に書かれています。
ただ28のルールを真似するだけで、
日常やビジネスシーンで、コミュニケーションが豊かになるだけではなく
自分の好感度も上げることができるんです。
そんなうまい話ないでしょ!
言いたいことはわかります。
でも本当にカンタンなんです。
ちなみに今の会話の中でもテクニックが使われています。
紹介されている28のルールの中で、
特に「気軽にできそう」「真似してみよう!」と思ったルールを8つを抜粋しました。
ルール1:本音でほめる
その名の通り、思ったことを素直に褒めること。
逆に思ってもいないことは絶対に褒めないのが鉄則。
なぜなら相手には直感でバレるからです。
行動・外見・持ち物から探す
まずは相手の「行動」「外見」「持ち物」のいいところを探しましょう。
鈴木さん。そのヘアスタイルいいですね。
小顔に見えて似合ってます。
こんな感じで、
名前+なぜ、どうしてを付け加えることで、グッと「本音」感がでます。
第三者型、また聞き型でほめる
「第三者型」は別の人との会話でその人を褒める方法です。
本人に届くようにターゲットの耳に届く場所で褒めたり、噂話が好きな人に伝えるのも効果的。
「また聞き型」は別の誰かが褒めていたことを伝える方法です。
例えばこんな感じ。
鈴木さん。この前佐藤さんが鈴木さんはスピーディーに仕事をこなすって絶賛してたけど、ほんと?
褒め言葉は一対一で伝えられるよりも、オープンな場で聞いた方が嬉しいもので、
親近感や信頼感もぐっと高まります。
ルール2:聞き上手になる
「アクティブリスニング」を使おう
相手の言いたいことをどんどん引き出してくれる
「アクティブリスニング」という手法は、簡単でだれでも使えます。
やり方はとても簡単で
相手が言った言葉を別の言葉に言い換えて、同意するだけ。
例えばこんな会話。
言い換えた部分は緑のマーカーです。
うちの会社は1200人も従業員がいるから出世は難しいよ。
それは大変そうだね…
そうなんだよ。昇進試験も受けたけど手応えないんだよね。
流石に上司にはぐらかされてるように思うよね。
ほんとそうなんだよ。
もし私が勉強不足なら言ってほしいのに!
本音で話してほしいだけなのにね。
その通りだよ!しかも…
という流れで、
相手が話した言葉を変換して、同意するだけでOK。
確信が持てない時は「〜だよね?」と疑問形にしてみましょう。
アクティブリスニングは相手を批判しないため、
気持ちをオープンにして話をしてくれるようになります。
また、自分自身も会話の内容に困る必要もなくなるメリットがあります。
ルール7:会話のきっかけを作る方法
内容×進め方の組み合わせ
- 状況について
- 相手について
- 自分について
- 質問する
- 意見を述べる
- 事実を述べる
会話のきっかけは、これらを組み合わせればOKです。
例えばこんな感じ。
状況について
レストランの前で
この店ってなんでこんなに人気があるのかな?
ビジネスシーンで
あなたはどのような経緯でこの業界に入ったんですか?
相手について
お呼ばれシーンで
あなたのドレスとても素敵ですね。
どこのブランドですか?
ゴルフ場で
とても素晴らしいスイングですね。
どこでマスターされたんですか?
自分について
ここでのルールは至ってシンプル。
相手が自分について訊ねないのであれば、
単純に興味がないということ。
相手から尋ねられないなら自分の話を進んでするのは避けましょう。
ルール12:相手に「同意」する
これは、あなたのことを悪く言う人、意見する人に使えます。
- 相手は「言ってることが正しいと認められている」と感じる
- 相手は「主張がひとつの意見として尊重されている」と感じる
例えばこんな感じ。
今夜遅いと、明日の仕事に響くんじゃないの?
母さんの言う通りだよ。
でも今日はどうしてもこのゲームをクリアしたいんだ。
給料の全部服に使ってたら、いつか破産するよ。
おかあさんがそう思うのも無理ない。
だけど私はたくさんの服に囲まれてるのが大好きなの!
自分の意見に対して反論してくる人は「なんだこいつ」と思うのが普通です。
ですが、どんな意見に対してもまずは耳を傾け、「正しい」と認める。
その後にあなたの意見を言うと、相手は「意見は尊重されている」と感じるので効果的です。
ルール15:男性に話を聞いてもらうとき、気をつけること
ここでは男性と女性の脳の違いで、使い分ける話し方が紹介されています。
一部を抜粋してみましょう。
- 話す順番を与える
- 聞くときはポーカーフェイスをつくる
- 事実と情報を伝えるようにする
話す順番を与える
男性の脳は話すか聞くかどちらかに集中するようにできています。
そのため、発言する順番を提供し、その番が終わるまで待ちましょう。
途中でさえぎってはいけません。
聞くときはポーカーフェイスをつくる
話を聞きながらころころ表情が変わる人は、
男性からは感情が不安定と思われがちです。
男性から話を聞くときはシリアスな表情で「なるほど」「そうそう」と相槌を打ちましょう。
事実と情報を伝えるようにする
男性の脳は「空間の把握」が得意で、物事と物事の関係性に興味を示します。
問題解決の提案など、あなたが持っている事実と報告には耳を傾けやすいため、
感情に訴えかけるのはやめて、言いたいことを単刀直入に説明しましょう。
ルール16:女性に話を聞いてもらうとき、気をつけること
次に女性に話を聞いてもらうバージョン。
結論から言うと、男性の真逆となっています。
- 表情は感情豊かに
- 個人的な情報を開示する
- 単刀直入に話さない
表情は感情豊かに
女性の表情には感情が如実にあらわれるので、
ジェスチャーを真似て(ミラーリング)、親密さをアピールしましょう。
ただし男性に同じことをするのは厳禁です。
個人的な情報を開示する
女性の脳は相手の感情を読み取り、人との関係性を見極めることを得意としています。
プライベートなことや、ここだけの話をすると、
「心を開いてくれている」と安心するので、相手をぐっと会話に引き込むことができます。
単刀直入に話さない
女性同士の会話は男性同士の会話に比べて一文一語長いのは、複数の話題が含まれているためです。
さらにその話題に対する感情的表現が盛り込まれているので、
突然本題に入ったり解決策を提示するより、
もっとフレンドリーに相手の気持ちをいったん受け止めて話をすすめましょう。
ルール18:会話に入れたい魔法の言葉
カリフォルニア大学のある研究によると、
聞き手の関心を高めるのは以下の12つの言葉だといいます。
- 発見
- 約束
- 愛
- 証明
- 成果
- 節約
- 簡単
- 健康
- 金
- 新しい
- 安全
- あなた
これらの言葉をうまく組み込めば、こんな文章が完成します。
この本を読めば、あなたはもっと人から愛され、心身ともに健康になり、お金をかけずに、他人と仲良くなれることが約束されるということ。これほど簡単で安全なテクニックはありません。
ルール24:部下への信頼ある叱り方
リーダーの立場なら、部下の後輩の態度・不適切な行動を叱らなくてはいけない場面もあるでしょう。
大抵の人は他人からの意見は嫌い、行動を改めるのを嫌がります。
そんな時でも、だれも傷つけず、すばやく効果的に叱るルールがあります。(一部抜粋)
人間性ではなく行動について叱る
相手に対して、人としては好ましく思っていることを伝えた上で
問題の行動について「残念」に思っていることを伝えましょう。
あなたの人間性に好意を持っているが、言わないければならない状況を理解しやすいでしょう。
自分も似たようなミスをしたことがあると認め、解決策を伝える
完璧な人間ではないことを認めることで
相手はむしろ批判を受け入れやすくなり、ついていきたいと思うようになります。
まとめ
この本のまとめ
・相手を褒めて、聞いて、自分へ好感を持たせる
・クレーマーの意見をまず「同意」する
・男女の脳の構造を理解した上で話す
・部下には人間性を否定せず叱る
人の最大の興味は「自分自身」
この本の冒頭では、こんなことが前提として書かれています。
それが分かってしまえば、相手の興味を引き出し、心を開くのはカンタンですよね。
残りの20個のルールは以下の通り。(一部)
- 相手を会話に引きつける
- 言ってはいけないNGフレーズ12
- スピーチで人の心を動かす
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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